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活動内容のご紹介

NPO法人自立生活サポートセンター・もやい

美交工業の西村です。初めまして。

今回から、先日東京・横浜の野宿生活者の自立支援について視察したレポートをお届けします。

1998年東京新宿駅西口に野宿者生活者が多く集まって「ダンボール村」とよばれる一つの社会があった。火事により立ち退きを余儀なくされた彼らを支援し、立ち退きに反対してきたのをきっかけに、稲葉剛氏・湯浅誠氏などの呼びかけにより2001年5月「自立生活支援サポートセンター・もやい」が設立され、2003年4月1日にはNPO法人として認証された。

現在は、野宿生活者にとどまらず、外国人労働者、生活保護受給者、DV被害者、障害者など生活困窮者の支援に取り組んでいる。

■事業の目的
経済的貧困及び社会的人間関係による孤立状態の中からも、生活の維持と向上に努力している者に対して、サポートし、孤立せず、健康で文化的な生活を実現していくことに寄与する。

■事業の内容
入居支援事業 ― 自立に向けた相談・保証人バンク
生活相談・支援事業 ― 安否確認・もやいホットライン・生活保護申請サポート・生活支援物資支給
交流事業 ― 互助会・専門家による学習会
オンブズパーソン事業 ― 関連施設訪問・行政への提言
広報・啓発事業 ― もやいニュース・講演

■その他
サロン・ド・カフェ「こもれび」の設立 ― 毎週土曜日11時から5時まで
リサイクルショップ・便利屋事業「あうん」との連携
「もやい債」― 一口5万円・無利子・償還期限5年
互助会員 ― 「もやい結びの会」等への参加
保証人バンク ― 連帯保証人の登録
サポーター会員 ― 年会費5千円 もやいニュースの送付(年4回)
資金カンパ・ボランティアの受付 ― 随時
物資の寄付受付 ― テレフォンカード・はがき・切手・中古炊飯器

※感想
2月26日(土)「もやい」を訪ねる。住宅地の細い路地の奥、「こもれび」の看板に誘導され2階建てのアパートを借りきったところが「もやい」と「こもれび」の事務所になる。
保健師である宇鉄さんにお話を伺った。

「もやい」の最大の事業としては「保証人バンク」。ホームレスであったり外国人労働者であったりDV被害者であったり、自立のためにアパートを借りるにあたって、障害になるのが保証人問題だ。社会的に孤立したり、身を隠しながら生活しなければならない人たちにとって、就職が見つかったり、まとまったお金が貯まったとしても、保証人がいないことで諦めなくてはならなくなる。そんな人達が会費制で互助会に入り、保証人バンク登録者の中から保証人になってもらえる。入居後、年4回郵送で安否を確認。保証人に登録している人達は今5・6名、600名ほどの保証人になっている。トラブルはすべて「もやい」が処理していく。専門家の相談も受けることができる。保護の申請に立ち会うこともある。(立ち会ったほうが受理されやすいとのこと)
当事者たちにとって、親身になって相談にのってくれることは心強いことだろう。
口コミで集まってくる人達も多いという。私たちの会社で行う当事者の抱える問題に対する金銭の管理、生活習慣の改善への提言のところまでは及んでない。それは抱える当事者たちが多く、役割分担から外れるところだろう。

興味を一番引かれるところは、2004年6月から立ち上げられた「ソロン・ド・カフェ こもれび」だ。
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「こもれび」外観です。

毎週土曜日11時から午後5時まで昼食とケーキなど飲み物を格安で提供してくれる。当事者たちが交代で買い物をし調理してさまざまな味を楽しむことができる。
好き好きに集まって帰っていく。家族のような心の置き所になっているように感じた。
今会社で課題になっているのは、自立した後の生きがいにある。生活が安定して次に必要となるものが、話し合える友達であり、異性であり、趣味であり、次の目標である。家族を失ったり、人間不信になっていたり、人とのふれあいを必要と思いながらもきっかけにめぐり合えない。そんなきっかけの場造りができたらと想い馳せるが。
「こもれび」は大きなガラス戸を開けると、当事者たちの腕を振るったとても明るい内装に仕上がっていて、私たちが2つあるテーブルのうち1つをぶんどってしまったので、せっかくお茶を飲みに来た方たちに床に座らせてしまいましたが、とても親切に対応していただきました。
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「こもれび」の中で

途中、来客の応対を済まされた副理事長の湯浅氏にもお話を伺いました。
「もやい」は「あうん」との連携をうまくとっていますが、支援団体がたくさんある中、連携が取れないのが現実だと言う事。目的が同じにかかわらず何が邪魔になっているのでしょうか? 1の力が5にも6にも成りえると言うのに。
どうして路上生活に追い込まれたり、世間から身を隠さなければならなくなるのか。
ひとつは、希薄な人間関係にあるといえます。
それは、誰にでも当てはまり、今の病める日本の課題だと思う。

次回は「あうん」についてお届けします。

投稿者 bikoh : 2005年04月30日 15:29

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